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待って
待ってよと
声が出なくて
変わりに心が叫ぶ様に
心臓が高鳴る
あぁ
目の前が真っ暗になる
こんな光景みたくなんかない
目の前は真っ赤に染まり
心は闇へと沈んでいく
もう抜けれないのよと言われたみたい
瞼が重くて瞬きすらできないの
光を入れておかなきゃ
もう二度と貴女の顔見れない気がするから
でも
でもね
もう駄目なの
自分の手が雪の様に冷たくて
もう駄目なの
貴女の顔が霞むの
見えないの
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