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見えるものを見て
見えないものを感じて
すべての源としていた
たくさんの歌を聴いて
たくさんの言葉に乗せて
桜吹雪のように散る
少しずつ 少しずつ
淡い桃色に染まるグラスは
跡形もなく砕けた
全部無くなった
長々と綴られた時間が
鎖を砕かれ
海に沈む
一筋の光を求めて
深海で眠る
永遠を思わせる
深い眠り
背後に感じる
もう一人の私
私は私に告げる
甘い誘惑
見つける者は誰なのか
手を差し伸べるのは誰なのか
分からない
ただ
強く
包まれていたいだけ
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