38人が本棚に入れています
本棚に追加
/127ページ
今までなにごとも適当に過ごしてきた。やる気もなく人に会うたび「退屈そうにしてるな」、「目が退屈って訴えかけてくる」など言われてきた。しかし、いきなり俺の生き方が変わってしまった。高校生活が始まり、適当に過ごすつもりだった、いや、適当に過ごしたかった。教室に行き先生のめんどい話を聞き流してる時に悲劇?が起こった!いきなり生徒会長と名乗る生徒が乱入してきた。先生に注意されながらそいつは言った「生徒会に入らないか」と。当然教室内は唖然としている。そいつは、俺の方を見てこう言った。「いい目をしているな。生徒会に入らないか」と教室内は、変な空気になっている。「いや、ちがうな」そいつは言う。
俺は思った。そうだよなんで俺を勧誘すんだよ。
「生徒会に入れ!」
えっ強制?
「放課後生徒会室でまつ!」そういいながら、先生に追い出されて行った。
放課後、無視して帰ろうとした。すると、先生が俺を引き止めた。
「生徒会室に案内しよう」
「えっ」
「さぁ行こう」
「いやいや、先生さっきと違くないですか」
「いや、さっきからこんな感じだろ」
「さっきあの生徒会長を怒ってたじゃないですか。廊下の方でもうこんな事するなって言ったような雰囲気だったすよ」
「先生にタメ口か」
「そこ怒る前に質問に答えろ」
「しょうがない・・・貴様は退学だ」
「なんで」
「当たり前の処置だろ」
「先生にタメ口しただけで」
「先生を誰だと思っている」
「先生(それ以外に答えようがない)」
「その通り、先生だ。生徒会長の次にえらい」
「なぜ、生徒会長が上?」
「当たり前だ、普通、生徒会長→教師の順だろ」
「逆でしょ!普通」
「まぁ、そんな事はどうでもいい」
「どうでもよくねぇけど」
「過去は、気にするな」
「過去じゃねぇ今だ」
「それよりどうする?生徒会室に行くか退学になるか」
「その二択!」
「さぁ?どうする?」
「くっ仕方ない生徒会室に行く」
結局、生徒会室に行く事になった。
最初のコメントを投稿しよう!