新田ミツキ・サラヴェルダ…?

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体を縛っていた縄が燃えて体が自由になる 「あはは」 破壊をすることが正しいように感じた。 「私が死ぬ訳ないじゃない」 相手に向けて手を翳す 「ズタズタにしてあげるわ!」 ドエスの体を魔力で拘束する 「動けない…!?」 「絶望のロンドを踊りなさい…」 わざと急所を外して、ドエスの体を空気を操り、切り裂く 「がっ……」 「まだ死ねる訳ないじゃない、曲は始まったばかりよ?少しは自分で踊りなさい」 ドエスを拘束していた魔力を解放する 「くっ…ノクターナル・ローズ!」 ノクターナル・ローズは相手の周囲に、茨の檻を作り上げ、それを一気に地面に引き込むことで、相手を一撃で殺す闇の魔法である。 「それだけ?」 私は冷ややかに言い放つ 「強がりながら死ぬがいいわ!」 「黒き情熱」 茨が黒い炎で焼け落ちて行く 「あははははははは!この程度!?」 「闇の魔法が…いとも簡単に……こんなの、勝てるわけない……」 「そう、じゃあ消えなさいな。闇の彼方に…開け、黒き屋外劇場」 「その魔法は…!?」 黒き屋外(やがい)劇場 この魔法は闇の王女である「ウィリア」が楽しむために作らせた、万物が、つまり何もかもが永久に終わる事の許されない魔の劇場を再現した魔法である。劇場の出演者は魂だったと言われている この魔法は禁術とされていて、存在自体を知っている人すら少なくなっていた。 この魔法を受けた者は魔法の使用者に命を握られる そして本物の黒き屋外劇場に特別出演者として、肉体ごと送られる それは死ねない死を意味している 「それだけはやめてください…それだけは……」 「もっと懇願しなさい…余生を謳歌しなさい……」 「お願いですから…」 「判決、黒き屋外劇場送り」 「そんな…」 「私が殺すまで、生きながらにして死を味わいなさい!」 その瞬間、ドエスは黒い炎に包まれ、消えた そして私の手元に、円い光の入った小瓶が現れる。これがドエスの命である。瓶を割れば死ぬ。 私は高らかに笑うのであった
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