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「兄ちゃん!!」 「ハサウェイ……!?ダメだ、来るな!!」 日が沈みかかり、黄昏の光が照らし出す石畳の広場に二つの声が響く。 ハサウェイと呼ばれた少年……と言って差し支えないだろう、歳の頃は10歳にいかないくらいだ。 そのハサウェイと、兄と呼ばれた青年とで三角形を作るように、 ギラリと鋭い光を放つ細長い剣、レイピアと呼ばれる武器を持った中年の男が立っている。
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