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2日、3日とゆるやかに、しかし時間は待つことを知らず進んでいく。 アオと生活することで、日常がより淡白になった気がしていた。 ふとした時に口まわりをかく癖や、合わせるタイプかと思いきやしっかり自分の思ったことをしたがる性格、少し寒がりなくせに厚着を嫌うなど様々な姿を見ることができた。 一切に曇りのない純粋な瞳だが、しかしどうしてか黒髪らには陰りがあるように見えてならなかった。 そんな時、ふと彼に軽い質問をぶつける。 「アオはさ、将来の夢ってあるのか?」 「やっぱり、皆みたいな音を使えるようになりたいのかな」 すると、少し含みのある俯きを見せ、静かにこたえた。         、、 「……ボクは……ソラになりたい……」 漠然と、予想だにしない解答に、2人はただ目を丸くして彼の描くキャンバスの広大さを想像した。
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