私は太くありません~偽りの序章2~〈真実の破片〉

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裕二「あー疲れた」      武田「しかしあれだな。雪降るとかマジ萎えるよな」        裕二「まだ5月だ」        そういえば設定をまだ明かして無かったよ。裕二君達は高校1年生。市内で3番目くらいに頭が良いいわゆる中途半端な進学校みたいな高校に通っています。          武田「なぁ。この前奇声あげてる女子を見たんだよ」      裕二「へぇ」      武田「この学校には奇声上げ女っていう都市伝説が存在してな?そいつを見た奴は行方不明になるって話だぜ」      裕二「じゃあ今俺と話しているお前は一体何なんだろうな」            そんなくだらない話をしながら次の授業の教室に向かうため廊下を歩いていた。とりあえずこいつはアホだ          見知らぬ女子「やっぴばぁぁぁん!!」          裕二&武田「wwww」        とりあえずあの女子は確実にニコ厨だ            武田「なぁ?こんな話知ってるか?」        裕二「知らん」        武田「実は俺さ」        裕二「知らんと言っとろうが」        武田「幼女よりショタ好きなんだ」        裕二「そんな情報カミングアウトされてもなぁ」      反応に困った、死ねばいいのにコイツ          武田「ん?あれ転校生じゃね?」        武田がマジキチ発見。コイツほんと死なないかな        あれから転校生はと言うとあの出来事が嘘であるかのように優等生っぷりを発揮していた。頭も良くてルックスも良くて運動神経も抜群。クラスメイトへの対応も普通でいつも笑顔を振り撒いている。皆あの出来事が見間違いだったのでわ?と思い始めてるほどであった        しかし俺はあの女が時々不気味な笑いを浮かべているのを知っている。なにせ席隣だし異常に席くっつけてくるし。      正直関わりたくなかった。        というかあの女ノートに「デブは案外足が速い」とか書いてたのを前に見た気がする。デブ馬鹿にする奴にいい奴なんていねぇんだよ、俺デブじゃないけど      結局転校生を見失った俺たちは次の授業の教室に着いたのだった     
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