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俺は今まで恋とか愛とかには興味はなかった…
けど都は今まで見てきた女の子より綺麗で、優しくて…
俺はなんとなくだが気づいた…都に恋をしていると…
「都…手が冷えてるのか?冷たいぞ…」
俺は都の手を握りしめた…
すると都はまた顔を赤らめた…
「優斗の手、温かい…」
なんで俺は俺らしくない、大胆な行動をしたのか解らない…けど何故か儚げに見えて消えそうな都を守りたい…そう思えた。
「都は学校とか行ってんの?」
「あたしは学校行ってないの…」
うつむきながら都はそう言った…
悪い事を聞いてしまったかもしれない…
「ゴメン…」
すると今度は都から手を差し伸べ、俺の手を握りしめた…
つい俺も顔を赤くしてしまった…
「都の手って冷たいけど、なんか温かくて落ち着くよ」
「ありがと…」
都はまた顔を赤らめぼそっとそう呟いた…
「あぁ、もうこんな時間かぁ…また来てもいい?」
「うん…」
都は嬉しそうに微笑んでそう言った…
それが二人の初めての約束だった…
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