実力のある落ちこぼれ

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ケイトの周りには、雪のような炎が舞っていた。その炎はすべて色が違い、赤色から青色まで様々なものがあった。 それらは、暗闇の中で幻想的に輝いていた。 (なんて美しい炎なんだ。だが、このような魔法が考えられるとすれば・・・) 「おい、ケイト、これはオリジナル魔法か?」 と聞いた。視線は、舞う炎からはずさずに。 「そうですよ」 俺は、その質問に素直にこたえた。 このときレイは、かなり驚いていた。火属性とはいえオリジナル魔法とはかなり難しいのだ。 オリジナル魔法とは、その名の通り自らが作り出した魔法のことをいう。’魔法をつくる’というのは、難しく高度な技術とセンスを必要とするのだ。なので、レイが驚いたのも無理はないといえるのだ。
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