108618人が本棚に入れています
本棚に追加
/820ページ
ケイトの周りには、雪のような炎が舞っていた。その炎はすべて色が違い、赤色から青色まで様々なものがあった。
それらは、暗闇の中で幻想的に輝いていた。
(なんて美しい炎なんだ。だが、このような魔法が考えられるとすれば・・・)
「おい、ケイト、これはオリジナル魔法か?」
と聞いた。視線は、舞う炎からはずさずに。
「そうですよ」
俺は、その質問に素直にこたえた。
このときレイは、かなり驚いていた。火属性とはいえオリジナル魔法とはかなり難しいのだ。
オリジナル魔法とは、その名の通り自らが作り出した魔法のことをいう。’魔法をつくる’というのは、難しく高度な技術とセンスを必要とするのだ。なので、レイが驚いたのも無理はないといえるのだ。
最初のコメントを投稿しよう!