プロローグ

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「結歌せんせい明日お誕生日だったよねぇ~明日はお休みだから、おめでとう。」 一人の女の子が私に声を掛けてくれた。 この子は私の担任しているクラスの、まゆちゃん。 忙しさにかまけ、自分の誕生日のことすら忘れていた私にとっては、思いもよらぬお祝いの言葉に驚きつつも笑顔で返した。 「まゆちゃん、ありがとう。せんせい、うれしい」 私の笑顔を見ると安心したようにまゆちゃんは、バスに乗り帰って行った。
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