序章

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月が青く光り輝いている。 海から吹く風が心地よく肌を伝う。 波が打ち寄せては引き……打ち寄せては引く。 浜辺に立つ人影が二つ。 きめ細かいサラサラした金髪の少女。 身長は160cmほどで肌は透き通るように白く、凛とした青い瞳が特徴的だ。 まるで宝石のように光る美しい瞳、金色に揺れる髪は美しく可憐だった。 もう一人はTシャツにジーパンというラフな格好をした青年。 身長は177cmほどで切れ長の目にグリーンの瞳、優しい顔立ちをしている。 青年の腕には青アザが目立ち、服は所々汚れていたり破けている。 「大丈夫……でしたか?」 ボロボロなのは自分なのに少女を心配する青年。
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