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「博士?」
もう一度呼ばれた博士はゆっくりと表情を崩した。
「みんな、やっと成功にこぎ着けた、おめでとう。
これもすべてここにいる仲間のおかげだ」
数人の男たちが合わせることなくバラバラな拍手を鳴り響かせた。
「これでこのシステムも実用化できる。
では報告書用の数字取りを始めよう。
それが終わればみんなで飲みに行くぞ。
上之宮君の奢りだからみんな潰れるまで付き合え」
緊張の糸が切れたみんなはどっと笑った。
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