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机の中からプリントを取り出し、私は後方のドアに向かう。
「じゃね美哉、お先。」
「うん…また明日。」
少し笑って美哉が言う。
私は教室を出て、部室へ向かった。
部室までがひどく遠く感じられた。
さっきキスしたのって…
美哉?
なんで?
どういうこと?
ぐるぐる混乱する頭を抱え、私は部室に寄り荷物を取って家へ帰った。
何となく明日から顔を合わせるのが恥ずかしい…。
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