小さな命の燈

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リーとルーどっちがいい? どっちも可愛いから 選べないよ! 幼い頃の記憶が巡る 結局自分の名前にも 含まれてるリーを 取ったんだ でも自分は喘息を 持っていたからすぐ ばあちゃんちに預けた とにかく人が好きで 元気に吠えうるさいくらい 毎日毎日すぐ吠えるから みんな少し疎ましがってた 今となってはその一瞬も 大切にするべきだと 思えるんだけど いつも思うのは 大切なものは失ってから気付く ってこと 皮肉なことに大切なもの 持ってる人より持ってない 人の方が大切さに気付く 失ってからじゃ遅いよ もう戻ってこないよ ママから電話来たとき 実感沸かなかったけど 今この詞を綴っていて 涙がとまらない 12年間当たり前にいた りっこたんは絵美里より 早く行ってしまった 東京から帰ってきて 1ヶ月半の間に何度 見に行ってあげただろう なんて最低な飼い主だ もっと愛情注いで あげればよかった もっと遊んで あげればよかった もっとそばにいて あげればよかった もっと頭撫でて あげればよかった もっと名前呼んで あげればよかった もっと大切にして あげればよかった もっともっともっと 生きていて欲しかった 寝不足なのに今日も 寝れそうにない夜 気付けば今日は自分の 誕生日だった 自分が生まれた日に リーは旅立った あと何年後にりっこたんに会えるかな 年々きっと記憶は薄れていくけどリーのことずっと忘れないからね ばばあになったってぼけたって忘れてやんないよ そしてまたいつか一緒に散歩行こうか その頃にはきっと喘息も治っているし思う存分遊ぼう そして次は絶対手放さないからね 絵美里の可愛いリーへ
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