夏歩編 後半戦

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鼻息荒めで夏歩は、続けて2回目ガチャポンをブン回したのだが… 「な!?またヨーグルトだとぅ?」 軽くへこむ夏歩をほくそ笑みながら、俺も2回目のガチャポンを回した。 が… 「フリーザーだとぉ!?ふざけやがってぇぇ!!」 どこかの王子様風に突っ込みながら、ガチャポンに逆水平チョップを打ち込む大人げない俺(笑) 注)ガチャポンを殴ってはいけません。 良い子は真似しないように… 「情けないぞ泰平!1回かぶったくらいでなんだって言うんだ!たったあと二種類なんだ焦らず行こうジャマイカ?」 なんだかこんな時だけまともな夏歩。 そんな夏歩の3回目… 「おぃ!」 と、アニマルな親父の様な掛け声で勢い良くガチャポンを回した夏歩… まさかのフリーザー… 2回連続フリーザー… 三つ子なフリーザー… 明日のオヤツもフリーザー… フリーザー… 「下等生物がっ!!」 夏歩はフリーザーさんを乱暴に投げつけてきた… 「俺のせいじゃねぇし!さすがに次はフリーザーさんは出らんやろ。ウヒヒ…俺の勝ちだな…」 ガキな俺は、ちょっとでも夏歩より有利に見せようと、そんな事を言いながら、ガチャポンに100円玉を投入しようとしていた… すると… 「ずるいぞ!次はフリーザーさん出ないジャマイカ!あたしにもう1回やらせろ!」 なんて理不尽なジャイアンキャラになりやがるコイツは… しかもフリーザーさんが出ない根拠なんて、どこにもないんだぞ?
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