約束

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『12月24日は駅に7時集合な。 遅れんなよ。』 『当たり前じゃん♪ 7時だね。了解。』 一週間前にした、貴方との約束。 只今の時刻は約束の時間7時を 2時間も過ぎた、午後9時。 冷えた手をポケットに入れて温めながら、私は貴方を待つ。 携帯を開いて、貴方の電話番号を探し、かけてみるがどれだけ貴方の声を待っても聞こえない。 「ハァ…」 パタン、と携帯を閉じて 今日何回目か分からないため息をつき、夜空を見上げる 「馬鹿…。」 いつもなら 『馬鹿って言うなよ、馬鹿。』 って、応えてくれていた貴方が今はいなくて… だんだん 目が熱くなってきた。  
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