ちょっぴり

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      賑やかなトキは あっと言う間に 過ぎて…       静寂の中に ひとり       さっきまでの うるさいまでの 音、声は まだ頭ン中に 何度も何度も 蘇るのに…       心ン中は やっぱり空っぽで   冷たい風が ゆっくりと 突き刺さる…       淋しくて 淋しくて     もうどうしょうもなぃょ…       あたしは ただ…携帯を 開いたり閉じたり 何度も 何度も 繰り返すだけ…       どんどん 闇は静かに 深く深く…… トキを刻んで行く           でもまた     陽は高く昇り あたしを 優しく照らし 明るい方に あたしの歩みを 導いて行く……         いつの間にか 心まで 温かい光に 癒されて……… またちょとぴり 幸せになる         きっと そうやって あたしは 生まれてきた コトの意味を知り       淋しい夜も 優しい朝も 温かい昼も       生きたコトに 感謝して 今日より ちょっぴり幸せな 明日を願って 今日の日を 生きて行く      
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