破壊の七柱

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「ふっ」 カイが地面で一回足踏みすると、リヒトの足下から棘が土の生える。 カイの魔力による、魔法だ。 「そんなもの!」 当然、リヒトはあっさりと回避した。 「友情ぱわ~」 カイがへらへらと笑いながら、技の名前を言った。 ズン 巨大な魔方陣が、島を包む。 溢れでるカイの同胞 魔獣達だ。 魔人の力、召喚能力などを組み合わせ 文字通り島に溢れるほどの魔獣達を召喚した。 ワイバーンなど空を飛ぶ魔獣から、クラーケンなど海の魔獣もいる。 「5000対1だよ、頑張ってね」 カイは翼で高見の見物だ。 リヒトは次々に魔獣達を倒していくが、魔獣達は次から次へと リヒトに襲いかかる。 「お、やるな~」 30分の間にほとんどの魔獣達が倒された。 デュランダルで一斉に掃殺できるとしても、さすがと言えるだろう。 「じゃ、第2陣しょ~かん」 カイの精神力、魔力は 進化 の能力のおかげで有り余るほど存在する。 カイは、先ほどと同数の魔物を疲労感なく召喚した。 「はぁ、はぁ、はぁ」 リヒトは息を乱しながら、信じられない者を見るよな目でカイを見た。
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