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班決めは、皆がなかなか決まらないので、次の授業も班決めになった
その間、私達は男子と女子に別れてそれぞれ1人ずつ班員を探すことにした
そして、健次と貴秋は教室の隅に人が集まっているのに気づいた
健・貴「何だこりゃ?」
見ると、神経衰弱をしている2人と積み上げられた100円玉があった
?「…次はあんたか?」
見ると、積み上げられた100円玉はそいつの手の上にあり、回りの見物人もいつの間にかいなくなっていた
健「やるのは神経衰弱か?」
健次はやる気満々である
?「あぁ、その代わり掛け金は100円な」
貴「健坊、こいつ金の量からしてもそうとうの手練れだぞ…」
健「大丈夫だって!!」
そう言って、神経衰弱が始まったがそこまで時間がかからず健次があっさり勝ってしまった
?「あんた強いな…俺が賭け事で負けたのなんて久しぶりだぜ」
神経衰弱はだいたいが勘、経験でうまくなるが、健次の場合はトランプ全ての組み合わせを暗記していたのであっさり勝ってしまったのだ
?「健次だったけな…強いな…お前…」
そう言って、健次に100円玉を差し出した
健「100円玉いらないからさ、その代わり…俺達の班員にならないか?」
?「そんなことで良いのか?」
そいつはあっさり条件をのみ込んだ
こうして、俺達の班の5人目が決まった
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