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そして、学校の教室内。
登校してきた空は自分の席に着いた。
無論、宇宙旅行に行ってきたのも皆には秘密であり、空はそれにも細心の注意を払っていたりする。
宇宙旅行に行ったと言えば芋づる式に空は秘密を全部喋ってしまうのではないかという陽の考えだが、この空なら有り得なくは無いので困る。
「みんなー、席に着いてー」
と、ここで担任の登場である。
騒ぐ生徒達を着席させ、一つわざとらしく咳ばらいをした。
「えー、今日は皆に転校生、新しいお友達を紹介します」
何と、このタイミングで転校生の紹介と来た。
まだ１学期後半であり、時期としては非常に中途半端である。
再び騒然とする教室内。
「じゃあ、入ってー」
担任が扉の方に呼び掛ける。
すると、扉が開き、一人の少女が教室に入ってきた。
手入れが行き届いたブロンドの綺麗な髪と、少し小柄な美少女である。
その少女は担任の隣に立つ。
そして、不意に空と目が合った。
「あーーーっ！」
突然少女は空を指差して声を上げた。
「え、え…？」
自分も何故か注目の的になっている事に戸惑う空。
そんな空を尻目に少女はこう言い放った。
「あのロボットのパイロットの子！」
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