第13話

2/20
146人が本棚に入れています
本棚に追加
/1220ページ
「い、いやいや、何言ってんの?」 突然やってきた美少女転校生の一言でジオブランクのパイロットである事をばらされた空。 もちろん空は何とかごまかそうとしらを切る。 しかし、美少女転校生は自信あり気な様子で反論し始めた。 「いいえ!あのシャトルで見たのは確かにあなたでしたわ!あなたが何をなさったのかは存じませんが、あなたがいなくなったら外にあのロボットが出てきた!この『葉条・P・友利』(ヨウジョウ・ピー・ユウリ)が見間違いをするはずがありませんわ!」 この美少女、友利は一気にここまで言ってのけた。 対する空はと言うと、 「……えーと、ごめん。どこまでが名前?」 名前のインパクトで全然中身を聞いていなかった。 「だから!」 友利はチョークで黒板に自らの名前を書く。 「わたくしの名前は、葉条・P・友利ですの!」 若干ヒスを起こしかけている友利は黒板を叩いた。
/1220ページ

最初のコメントを投稿しよう!