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「言っとくけど雨音ちゃん次第なんだからね?」
「分かってますって!」
雨音ちゃんはご機嫌のようで俺も嬉しくなった。
やっぱり人間笑顔が一番だよね!
「私、茅島さんに相談してよかったです!ホントに助かりました!」
「惚れんなよ?」
「絶対にないです!」
……俺の馬鹿野郎……
自分で言ってて悲しくなってんじゃないよ……
それに雨音ちゃん……
冗談とはいえ、きつく返し過ぎでしょ……
さすがに断定されたら……泣きたいです。
「じゃあ行きますね!」
「うん、健闘祈るよ!」
「はい!また相談乗って下さいね、同じ境遇の者として!」
おいおい、それはどういう意味かな?
俺は沙羅に尻敷かれてるとでも……?
まあそれに近いんですけど……
でも最近は俺だって!
……やめよう、虚しくなってきた。
そういえば!
ずっと美砂ちゃん放置してた!
俺は直ぐさま美砂ちゃんの方に向かうと……
「……スー……スー……」
可 愛 い 過 ぎ る !
トンネル掘ってる途中で眠るなんてもう可愛い。
よし!
美砂ちゃんは頑張ったんだし俺も頑張るぞ!
俺は一度美砂ちゃんを梢さんに届けてから作業を開始した。
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