チルノの挑戦状

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そこでこの幻想郷でだれがいちばん強いかというと、それは太陽の畑をなわばりにして静かに暮らしておいでになる四季のフラワーマスター、風見幽香の外にはありませんでした。そこでチルノは大妖精を連れて、太陽の畑に殴り込みにいきました。 そして幽香に、 「やい、妖怪の親玉、おまえはこの幻想郷でいちばん強いやつだな。最強の座をかけてあたいと戦え。」 といって、喧嘩を売りました。 すると、幽香はにこにこなさりながら、 「それはあれだが、幻想郷にはわたしよりもっと強い奴がいるよ。」 とおっしゃいました。 チルノはびっくりました。 「な、なんだってー。おまえよりも強いやつがいるのか。そいつはどんなやつなんだ。」 「それは神社の巫女さ。わたしがいくら妖怪の親玉を気どっていても、巫女がでてくるともうだめになるのだからね。」 「なるほど。」
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