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その日の夜ご飯の時、俺は今日の出来事をみんなに話す。
ゆう子と明日一緒にみんなでご飯を食べる様になった事まで説明すると、ゴメスは珍しい刀で興味を持ち、タケはかわいい女の子で興味を持って喜んで了承を得たのだが、サリィはさほど興味がなかったのか、
「そうですか」
と頷いただけで、モリモリとご飯を食べていた。
そこは、俺にジェラシーの一つでも見せて欲しかったが、まぁ、ヤキモチを人前では見せない、感じさせないと言うのもいい女のスキルだとポジティブに考えることにした。
俺の話が終わり、他のメンバーが今日の出来事を話し出す。
ゴメスとタケは一緒に行動していたみたいで、大会の登録と規定の木刀を調達していたみたいだ。
木刀は既製の物を購入しても、オーダーで注文しても良いようで、流石は木刀というところか、オーダーでも半日もあれば出来上るという話だった。
二人ともオーダーで作った様でゴメスはいつも使っているバスターソードくらいの大きさの剣をオーダーして、タケは一振りのダガーとなにやら変わった仕込み剣をオーダしたらしい。
ゴメスの剣とタケのダガーはすでに出来上っているらしく後で見せてくれるらしい。
あまり興味はないが、空気の読める俺は楽しみだ、と笑顔で応えておいた。
仕込み剣の方は明日いっぱい時間がかかるらしい、しかも仕込み内容は生意気にも秘密らしい。
ちなみにサリィは一日中部屋に篭っていたらしい。詳しい事はレディの秘密らしい。
たぶん、横断幕を作ってゴメス達を驚かしたいのだろう。
きっと、そうだろう。そうに違いないと俺は思い込むことにした。
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