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｢またね｣って
手を振った。
眼に涙をためて
名残おしむように。
貴方は
困ったように笑った
私はそれを見て
苦しくなって
頬に涙がつたう
また なんて
ないんでしょ…？
心の中で問いかける
でも恐くて口にだして
言えない。
前に進みたくないよ…
このまましゃがみこんで
しまいたい
ここで止まっていたい
時間よ、止まれ。
馬鹿みたいな祈り事
叶うわけないのに
願わずにはいられない。
餓鬼みたいに
泣きじゃくる私に
貴方はそっと
背中を押してくれた
「いってらっしゃい。」
いつも私を
支えてくれていた貴方。
貴方の支えなしで
これから先歩いていきます
感謝してもしきれない。
たくさんの事を
貴方から学びました
またいつか
「おかえり」って
言ってくれますか？
｢いってきます…｣
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