1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
なみだ。
どうして構ってくれないの?
どうして放っておいてくれないの?
どうして僕が望む事と反対の事しかしてくれないの?
僕はただ、構って欲しかっただけなのに―。
僕はただ、放っておいて欲しかっただけなのに―。
僕が望むものは、決して手に入る事は無い。
僕が望むものは、君がしてくれた事と逆の事だから――。
ねぇ、いつになったら君は気がつくの?
ねぇ、いつになったら僕の手に入るの?
僕はただ、君の胸で泣きたいだけなんだ。
『ポン』と頭を叩いて、「よしよし」って撫でてくれるだけで良いんだ。
「子供みたい」って言われても構わない。
だって僕は、君のことが大好きだから――。
2006.11.18 柊楓
最初のコメントを投稿しよう!