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遠い存在。
こんなに近くに居るのに、君の瞳には僕の姿など映らない。
こんなに近くに居るのに、君の耳には僕の声など聞こえない。
こんなに近くに居るのに、君に僕の想いは届かない。
僕は君の姿が見えるのに‥
僕は君の声が聞こえるのに‥
手を伸ばせば届く距離なのに‥‥‥
まるで、マジックミラーで遮られているみたいだ。
月日が経ったら、君は遠くに行ってしまう‥
僕が知らない人と‥
僕が知らない場所へ‥
ガラス越しの君は いつも綺麗で、とても楽しそうに笑っている。
手を伸ばせば届く距離なのに‥
あまりに それは遠すぎて。
僕には遠い、遠い存在。
2007.6.3 柊楓
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