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とある小さな村“イセリア”にこれまた小さな学校があった。
―シンフォニア学園―
と書かれた表札。
この小さな学校はシンフォニア学園。
まだ朝の7時だというのに騒がしい。
が学校ならそれは当たり前なことである。
ガラガラ
教室のドアが音を立てて開く。
「おはよう、コレット。今日もはやいね。」
銀髪の少年が教室に入ってきた。
背丈からして10歳ぐらいだろう。
「コレット?ねぇ…起きてる?」
銀髪の少年は金色の長い髪を持った少女に近付き耳元でそう言った。
おそらくコレットとはこの少女のことだろう。
コレットはびくつき銀髪の少年に気付くと
「ぅん~、…寝てなんかいないよ。」
欠伸をしながらそう言ってみせた。
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