わたし

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この街には、 いつも通りの風が吹く。 「うわーっ!、α-0がきたぞー!!逃げないと、焼き殺されるぞー!!」 バタバタと誰もが逃げてゆく。 私は試作品(プロトタイプ)α-0(アルファ-ゼロ)。 街は、私の存在を否定するかの如く、青く輝いていた。 私は誰とも接してはならない。 接することもない。 幼少期は、そんなとこだった。 勿論、おんなに成ったいまでもだ。
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