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親友の時たま見せるこの笑顔がタットは好きだった
「じゃあ今日の作業はもう終わりにしてお星さまを見ながらここで夕ご飯でも食べる?」
少しでもレオリナに笑顔を保っていてもらいたい彼女は気を使ってかそのようなことを言った
「いや、あたしらが休んでたらいつまでたっても王の国は再建しないよ!それに早く王を喜ばせたいからね」
そう言ってレオリナは引き続き作業に戻ろうとした
「えー、もう疲れたぁーお茶飲みたいぃー・・」
子供が駄々をこねる様と変わりなくタットは休憩を求める
「だーめ、早くぱぱっと終わらせちゃうよ、その代わり終わったら一緒にジョイラントへ遊びに行こう」
「ほんとっ?」
タットの目は急に輝きだした
「ああ、だから早く終わらせよう」
「あとどれくらいかかるの?」
「早くて2か月ってところじゃないか?」
「お茶ぁ~~・・・」
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