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“その人”は…唯の斜め前に座っていた。
真ん中に唯と恵美が座り、向かい側に亜紀が座り、そこを囲むように、7人が座っていた。
唯の隣の人が、トイレに立つと、“その人”が隣に座った。
『名前何ていうの?』
『唯』
『何歳?』
『18…』
『未成年、駄目だって』
と、笑いながら言った。
『誰かこの中に、気に入った人いる?』
そう聞かれて…ためらいもなく、無言で聞いてきた本人を指差した。
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