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こなた「これでかがみ達も新しい装備が作れるんだね~。
まさかつかさが弓を使うとは思わなかったよ。」
つかさ「うん。
私はやっぱり近くで戦うのは怖いから…
もう、誰にも迷惑かけたくないし…」
つかさもみゆきも、アルムの件をとても気にしていた。
つかさは、「私がもっとしっかりしていれば…」と自分を責め、みゆきも同様であった。
その結果、つかさは弓でガンナーに、みゆきは大剣で剣士へと方向転換したのだ。
こなた「つかさもみゆきさんも強くなったもんね~。
問題はかがみんかな…」
こなたの言葉が気に障ったのか、かがみが食って掛かるように反論し始めた。
かがみ「私のどこが問題なのよ!
私だってイャンクックとかババコンガだって狩れるわよっ!」
こなた「でもさかがみん、それって全部『私が一緒』じゃない?」
あの事件以来、こなた達は2つの組みに別れて素材集めをしていたのだ。
1組目はこなたとかがみ、2組目はつかさとみゆきである。
つかさとみゆきは大きく成長し、2人とも「ドスギアノス」や「ドスランポス」程度なら意図も容易く、1人で狩れるようになっていたのだ。
それに対し、かがみは未だに「ドスランポス」に苦戦するのである。
素材集めの為に狩ったモンスターも、ほとんどがこなが狩ったに等しいのだ。
こなた「せめて刃物の手入れくらいわね~。
ハンターとしての基本だよ?」
先程のババコンガ戦の事を蒸し返され、かがみはいい気分はしなかった。
かがみ「わかったわよっ!
私だって1人でイャンクック狩って見せるんだから!!」
こなた「ちょっ、かがみんっ!?」
こなたの呼び掛けにも応じず、そのまま自宅へと帰ってしまった。
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