第1章-始まり

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ある世界が存在した その世界は剣術や魔術などで栄えた世界だった しかし、平和が続いてるため少々平和ボケしているが…… さて、この世界にひとつの小さな村があった この村にはリアンという少年がいた リアンは3歳の頃、両親を病で亡くし、ブレバという老人の元で育てられた ブレバはセンクルという馬を飼っていた リアンはセンクルの世話をするのが日課だ ある日、リアンがセンクルと散歩をしていると... ドォォォォォォン!!!!!!! 急に空から巨大な黒い閃光が沢山降り注いできた。 「何事!?」 運良くリアンには、一発も当たらなかったが、妙な胸騒ぎがするのでリアンはすぐに帰った。 「なっ!?」 リアンが村に帰ってみると、村人達は甲冑の軍団に虐殺されていた。 「何だこれは!?」 家に帰ってみるとブレバが甲冑の軍団と戦っていた。 「おじさん!!」 グサッ!!! 甲冑の男の剣がブレバを貫いた。 「クッ…」 ブレバはよろめきながらも立っていた。 『魔剣バラディアよ 我が魔力を糧にし、我に仇なす者達を一掃せよ』 バシュゥゥゥゥッ!!!!!! ブレバが唱えた瞬間、甲冑の軍団は一瞬で消え去った。 「おじさん!!」 リアンはすぐにブレバの元に駆け寄った。 「おじさん大丈夫!?」 「…リアンか…どうやら儂の命はここまでのようだ…」 「何言ってるんですか!? さっきの攻撃…急所を外れたと思いますから…まだ大丈…」 リアンは絶句した。 何故なら、ブレバの体が甲冑の男に刺された部分から石化していっていたのだ。 「もう無理じゃ…さっきの奴らはダークポーンズと言ってな…奴らの剣からは石化の液が出ていて…体内に取り込むと…その者は石化して…絶命するのじゃよ…」 「そんな…おじさん!!」 「リアン…よく聞け……お前もさっき黒い閃光を見たろう…あれは魔王バルセロンによるものだ…奴の目的は…この世界の崩壊……それを止めなければならないが…儂はもうすぐ死ぬ……だから……お前が代わりにやってくれ…」 「待ってよ!! 無理だよ!! 僕戦った事無いのに!!」 「大丈夫だ……お前は儂と血縁関係だ…あの剣も使いこなせる…」 リアンは暫し考えた。 そして.. 「………分かった…行くよ…」 「そうか…ありがとな…早速じゃが…お前はこれからメイルの森へ行け…そこでウィズリアという賢者に会え…」 「ちょっと待って!! 僕、村から出たこと無いから道なんか知らないよ!!」 「それなら…センクルが知っている…そこでワイズリングを…もらえ…」  
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