2035人が本棚に入れています
本棚に追加
/317ページ
天「僕は分かんないよぉ。赤城の気持ちなんて☆」
凛「おい天音!」
ニコッと笑いながら言う天音に崇は、眉間に深いシワを作った…
崇「…そうだろうな…苦しみを知らないお前に、俺の気持ちが分かる訳ねぇんだよっ!!」
真っ赤な顔をして肩で息をする崇
天「苦しみ…?フフッ…僕は赤城とは違う意味で苦しみを味わってきたよ…」
ポツリと呟いた天音の声が聞こえたのは靱だけ…
靱「天音…」
靱の声に顔を上げた天音の顔は、歪みを隠すように微笑が張り付けられていた
天「僕は赤城の苦しみなんて知らないよ。でもね?…靱ちゃんなら赤城の気持ち分かるとおもうよ」
崇「…湯島が…?何故そう言い切れる…?」
天「…それはね…「天音、ここからは俺が話す。みんなも聞いてくれ。」
天音の言葉を遮った靱の決意が現れる瞳に見据えられ、全員がコクりと頷いた
.
最初のコメントを投稿しよう!