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 彼女が運ばれた後、野次馬たちは一斉に何事もなかったかのように各々の目的地へと歩を進みだし、私も、その野次馬達につられるわけでもないが、自宅へゆっくりとした歩調で歩いていく。 彼女はなぜあんなにも『神』という存在を崇拝していたのだろう。 彼女は一体、神に何を求めて天使になりたがっていたのだろうか。 そんな事を考えながら。
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