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俺と君が出会ったのは中学の入試の時だった
その時は少しだけ話して終わってしまった
だけど、君とは合格発表の時に再会した
君の表情はとても笑顔だった
合格したのはわかった
俺も急いで確認しに行った
結果は合格で良かったと思った
すると君は近くに居た
『合格したの?』
俺は君が俺の事を覚えていてくれた事にびっくりしたけど
俺はすぐに「合格したよ」っと伝えた
すると君は笑顔で『良かったね、これからは一緒だよ。よろしくね♪』って言ってくれた
一瞬、君の笑顔にドキッとしてしまったよ…
「ああ、そうだね」って俺が言って
それからは帰る時間までほぼ一緒に居た
帰り際に君は『ちょっと来てくれる?』っと言って学校の外へ行こうとしていた
俺は「良いよ」って言って、君に付いていった
だいぶ歩き、着いた場所はちょっとした山の上だった
君はそこにあったベンチに座った
『私ね、ここから見る青空が好きなの』
空に指を差しながら、1番の笑顔で俺に話しかけてくる君
その笑顔はとても眩しく綺麗で可愛らしい笑顔だった
思わず俺も頬が緩み、笑顔になっていた
『友達になってくれる?』
君の突然の言葉にびっくりしたけれど
俺も友達になりたいと思っていたから「いいよ、よろしく」っと言って君が座ってるベンチに一緒に座った
君は『ありがとう』って言ってまた空を見始めた
俺と君はその後、携帯の番号とメアドを交換して別れた
そして春休みが始まった
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