電話…

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ここ最近ではストーカー行為が年々増えていて深刻な社会問題となっている…… 都内の一戸建ての借家に住むOLのAさんは、広島県生まれだが、中学生の頃から都会で住むことに憧れていて、23歳になった今年、東京で就職が決まり都内で、一人暮らしをするという夢が叶ったのでした。 Aさんの借りた借家は二階建てで平成2年に建てられた、ごくごく普通の家である。 Aさんは、就職して7ヶ月がたっていた。 会社にも慣れてきて、真面目な仕事ぶりから先輩や同僚からも、信頼され好かれていた。 11月に入ったある日のことであった。お風呂から上がりテレビを見ていた時に一本の電話が鳴った。 「もしもし」 「…………」 「もしもし?!」 「プープー…」 電話は切れてしまった。Aさんはイタズラ電話か間違い電話と思い、特に気にすることもなかった。 しかし、2日3日、1週間たっても無言の電話は続いた… さすがに、恐怖を感じたAさんは警察を訪ねた。 ダメもとで警察に行ったのだが、近年はそういったストーカーのような行為で、殺人事件などが起きているため、警察は積極的に捜査をおこなってくれ、家の電話に逆探知ようの機会をつけて、その日は帰って行った。
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