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俺は、黄泉と同じように
両親がいないという理由で
いじめられていた。
その頃の俺は髪もボサボサで
大きな縁の...まあ、所謂瓶底眼鏡というものをしていた。
瑠樺さんは、働いたり学校行ったり家事をしたりで忙しくて、とても髪を切りたいだなんて言えなかった。
そんな俺とは逆に新弥は柩のように
周りから怖れられていて
いじめられることはなかった
俺は、誰にも言えずに
独りで溜め込んでいた。
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