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S
春を迎える冬の日は
昨日より哀しく
雪が舞い散る白い夜
月が夜空に輝く
A
遠いあの空は
今の自分に問いかける
白い胸の吐息
思い返してるあの秋を
B
紅の空
紅葉の大地
夕焼けの中
失った輝き
S
冬を迎える秋の日は
夜が長くて
紅葉舞い散る茜空
月が夜空に輝く
A
色付く木々達は
今の自分に語り出す
夕暮れの空に
思い返してるあの夏を
B
賑やかな空
喧騒の大地
花火の中
掲げた輝き
S
秋を迎える夏の日は
波音が切なく
星降るような銀の空
月が夜空に輝く
C
天の川を駆ける
一筋の光り
思い返した記憶
遠い春のこと
B
姫がいる空
新芽の大地
夜桜の中
誓った永遠
S
夏を迎える春の日は
これまでになく不安で
桜舞い散る桃の空
月が夜空に輝く
春は過ぎ去り夏が来て
芽生えた生命
秋が過ぎ行き冬がきて
枯れて無くなる命
季節も命もあの日々も
忘れられぬ記憶も
すべては永久に巡り巡る
この月明かりの下で…
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