脱-DAXTSU*SOU-走

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あたしはそう言うと、その部屋から飛び出し、ひたすら走った。 確か、確かよ。この角を右にまがって、階段を上って...あー行ってこう行って、、、あった...! 「簡単に見付かったわね。出口...。」 あたしは何とか息を整えると、ドアノブを捻った。 カチャリ。 な、やっぱり鍵掛かってない。グレンたら、安心しすぎじゃない...? ...取りあえず幸運ってことかしら。 ――――...あたしはゆっくりと外に出て、またまたゆっくりと目を開いてみる。 懐かしい...。明るい...! 「あ、、、!こんなコトしてる場合じゃないわっ、、、!早く行かないとグレンにばれちゃう...!」 あたしはそのグレンの家が建つ場所から公園までの道のりは知っていた。 ...そんなに、遠くない。 歩いても10分くらいかしら。 .
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