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そして二人が戦いを始めてから数時間が経過した。
しかし互いの武は全くの互角であり、二人は額から滝の様な汗を流して戦いを続けた。
そんな中邱聖光は関平に言った。
「関羽殿は年齢を忘れて戦いに興じています、関平殿、そろそろ関羽殿を止めた方がいいかと」
「た、確かに、おい!引き上げの銅鑼を鳴らせ!」
邱聖光の言葉に関平は慌てて兵に指示を出した。
ジャーン! ジャーン!
「うん?」
ホウ徳と戦いを続ける関羽は、自陣から鳴り響く銅鑼の音に気付くと、一旦戦いを止めた。
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