第三十二章~江戸の戦い

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場面は第一関所付近へ… 獅郎「お前いつの間にかおらんようなったと思ったら…何しとったんや?」 紅葉「…強くなる旅をしてた…」 獅郎「それならそう言って行けや…。おかげで俺が吹雪に…」 獅郎は遠くの空を見つめながら少し過去を思い出す… ~~~~~~~~ 『獅郎!紅葉をどこへやった?』 『あん?なんや?おらんのか?』 『知らんのか?』 『なんで俺がしっとんねん』 『お前がよく泣かしていたから家出したのではないのか?』 『おま…話し合いしたいなら鉄球は止めろや…』 『紅葉…』 『ちょっ!なんかささっとる!?いたっ!痛いって!!』 ~~~~~~~~~ 現実に戻ってきた獅郎は若干涙を浮べていた… 獅郎「…なんや俺、よう生きとったなぁ…」 紅葉「吹雪…私のこと心配してくれたんだ…」 獅郎「はいそこ~…俺の部分無視して嬉しそうな顔すんな!」 紅葉「ねぇ!吹雪は??」 獅郎「とことん無視かい…。さぁなけど江戸城に向かっとんのは間違いないやろうな」 獅郎は冥府軍のことを話す 恐らく吹雪たちも江戸城へ向かっていることも 紅葉「そっか!じゃあ江戸城へ行く!」 獅郎「足手まといにならんか?」 紅葉「大丈夫!強くなったから!」 獅郎「はっ!自分で言うか?」 獅郎は迷いのない紅葉の言葉に満足そうに笑みを浮べる 紅葉「ハッタリでも自分を強くみせろ!って獅郎が教えてくれたんだよ?」 獅郎「あ~…そやったか?まぁええわ…で?親の仇の俺を殺せるようになったか?」 紅葉が獅郎に昔教えてもらった言葉をそのまま本人に伝えるが、獅郎は興味なさそうに答える そして…自分を殺せるまでに強くなったか問いかける
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