トゲ

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アタシには大好きな年上の彼氏がいる。彼は働き者で毎日仕事に疲れて帰ってくる。そのせいで連絡はなかなか取れない。 でもアタシは淋しがり屋だから、いろんなヒトとメールをして淋しさを紛らわす。 ただ、ホントに淋しさ紛らわせるメル友はホントに大事。だって居なくなったら淋しくて居られない。 アタシは淋しいと感じると涙が出る。自分でもバカバカしいくらい。でもホントに淋しいの……。 ある日のことだった。あるメル友とメールをしてて、 「彼氏居る?」 って聞かれた。もちろん浮気はダメだからちゃんと云った。 「居るよ」 そしたらメル友は彼氏居るのにメールしてて平気なのかと云ってきた。 メールが途絶える予感。淋しさがアタシの背中をなぜる。 「メールしたら彼氏に悪いからやめるよ」 アタシはそのメール見た瞬間、泣いていた。まさに号泣だった。メールをやめたくなくて必死になった。 でもダメだった。
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