冬空からの贈り物

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    真っ白な景色の中に、太陽みたいな笑顔。 銀世界の美しい世界なんかよりも、お前の笑顔の方がよっぽど綺麗だ。   (―……なんて、)   俺らしくも無い、女々しい事を思ってしまう。   (でも…――)   その言葉には、嘘偽りなんて無くて。   「うわ…、雪だぜ雪!!お前も早くこっちに来いよ!」   偉そうな態度も、可愛いと感じてしまう俺はそうとう重病なんだろう…   好きだ、好きだ、好きだ、   普段は余りにも恥ずかしすぎて言えない言葉達。 今なら言えるだろうか?            冬空からの贈り物   (この雪が、俺の気持ちを運んでくれたら良いのに)(なんて、俺らしくないって)(お前は笑うだろうか)
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