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朝。
テーブルに座りながら自分で作った朝食をたべながら目の前のテーブルの上に腰をかけ千留亜が小さく千切ってあげたパンを一生懸命食べていた。
「夢…じゃないんだよね…。」
『なにか言いましたかっ?』
「う、ううんっ!」
慌ててカップに入ったミルクを飲み干す。
昨日はあれから夕飯を食べて直ぐに寝てしまった。
目が覚めた時に、隣ですやすや寝ていたハクトに思わず驚き叫び声をあげてしまい兄が部屋に駆けつけて誤魔化すのが大変だった。
とりあえず怖い夢を見た事にした。
ハクトの事をすっかり忘れてしまってたのだ。
当の本人は欠伸をしながら起きてきた。
(ちなみに、兄は仕事で出かけていた。)
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