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それはそれは天気の良い日だった。 澄み渡る青い空。 肌をくすぐる心地良い風。 寒過ぎず、暑過ぎず。 こんな日は昼寝をするに限る。 町に響き渡る叫び声や断末魔をBGMに、とっておきの場所に横たわる。 そこは3階建ての廃墟と化したアパート。 廃墟といってもここはまだ綺麗なほうで、荒らされてはいるがペシャンコになりそうなくらいボロボロではない。 2階から3階へ上ることができる階段は崩れているが、コツを掴めばさほど問題なく上ることができる。 天気が良い日はいつもそこを上り屋上で昼寝をするのだ。
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