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病院の独特の匂い。
歩き回る看護婦。
老人の患者。
寝心地の悪いベッド。
うっわ。
俺入院してるとかウケるわ。
すると自分の元へと若い看護婦が来る。
ネームプレートを見ると名前はどうやら
坂本 真奈美
というらしい。
「はい榊くん点滴の時間ですよ」
ミディアムショートの茶髪に、スラリと長い足。
看護婦……
それは男にとって永遠の憧れである筈。
「あ、お願いします」
そう言い腕を差し出すハヤト。
沈黙が続く
「榊くん大変だったね。頭から血出てたんだよ。ここへ来た時。女の子に運ばれて来たんだからね。何?ケンカでもしたの?」
「いやー道歩いてたら上からビール瓶落ちて来たんですよ!全く何処のバカでしょうかね?……え?女の子が運んで来た?」
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