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酔いがまわっているからだろうか?
なぜ、耳に留まったのか、わからない。
ただ言えるのは、私の携番を教えてと一言も口にしなかったことが、すごいと思った。
あの後、翔には、聞かれたし、庚成は、三人全員に教えろと堂々と聞いてきた。
拓斗や祐馬は、それぞれ意中の相手に聞いていただろうし。
唯一、弘輝が、連絡先を聞かないという手段に出たのが、気になったのかもしれない。
私に、電話をするもしないも選択権が委ねられている。
それが、すごくカッコイイと思ったのは、誰にも言っていない私だけの秘密。
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