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エアリス
「エアリースッ!!」
刺されてしまった…。エアリスを守れなかった。エアリスの体が倒れて行く。その動きはまるでスローモーションの様だった。だがゆっくりと確実に倒れて行く。その時光に包まれた…。気がつくとお花畑に立っていた。そして思い出した。
「エアリス…」
死んでしまった…。あのセフィロスの正宗に刺されては生きてはいないだろぅ…。
「エア…リス…」涙が…こぼれていた…。俺は守れなかった。こんなんじゃ世界を救うどころか、誰一人…守れない…。これじゃあ本当にただの人形じゃないか…。
「俺は…何も…守れない…」
「泣かないで、クラウド?」
「エア…リス?」
「セトラは時々人に幻を見せられるの。私、死ぬ時に希望を残したけど…クラウドがそんなんじゃ…奇跡は起きない…。だから思い出して?」
「何…を?」
「本当の英雄を…」
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