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何故、何故こんな事をするの?
私があの人にあんな事を言ったお仕置き?
ひどい。
期待に高まった体は激しい快感を欲しているのに。
熱い。
肌は冷めきっているのに…体の中が熱い。
早く刺激が欲しいと騒いでいるみたいだ。
悶々と頭をよぎっていく気持ちが、一つの場所に押し込められていく。
ギシギシとその扉が軋んでいた。
頑丈な造りの鍵が揺れ中から悲痛な叫び声すら聞こえる。
ズルッ!!
その時、いきなり指が引き抜かれ、変わりに熱くたぎったモノが蕾にあてがわれた。
グッ…。
そのまま、一気に奥深くを突かれる。
海斗の大きい高ぶりなら、動くだけで私の良い所を全てかすめていってくれる。
今までの散々じらされた時間もこれで終わるのだ。
そう喜んだのも束の間だった。
私の奥深くを陣取ったまま、やっぱり海斗は動かない。
消化しきれない高鳴りがじわじわと血を頭に集めているようだ。
行為が始まってから海斗は一度も名前を呼んでくれていない。
何か文句があるのだ。
意地悪をして楽しんでるんだ!
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